卵子提供治療のさまざまなメリット

不妊治療の救世主?アシステッド・ハッチング

晩婚化、高齢出産の増加と共に、最近話題になることも多い不妊治療。様々な方法がメディア等で紹介されていますが、アシステッド・ハッチングという方法をご存知でしょうか?今回は、体外受精など他の方法でうまくいかなかった方にも効果が期待できるというこの方法についてご紹介します。


そもそも、アシステッド・ハッチングとは?


まずは、アシステッド・ハッチングの理論をご紹介します。受精した卵子は分裂を繰り返し、5~6日目には胎盤胞になります。この胎盤胞が子宮内膜に着床するために必要なのが、透明帯という殻を破るハッチングです。殻から脱出することで、胎盤胞は着床することができます。


通常の妊娠の場合、透明帯溶解酵素が分泌されるため、柔らかくなった透明帯は胎盤胞の成長と共に破れるのですが、いくつかの原因によって透明帯が硬くなり、破れづらくなるために、せっかく受精しても妊娠に至らないケースがあります。例えば、顕微受精・体外受精のように、精子と卵子を腟外で受精させる場合、胚の透明帯が肥厚や質的変化を起こすことがあります。


また、不妊治療のために保管しておいた卵子が、凍結・解凍を経て変質してしまうケース、卵子自体の老化から、透明帯が硬くなってしまうケースなどが存在します。アシステッド・ハッチングは、透明帯の一部に穴を開けたり、薄くしたりすることで、このハッチングをサポートし、着床率を高める治療です。


透明帯を破る?!アシステッド・ハッチングの方法


では、アシステッド・ハッチングの具体的な方法をご紹介しましょう。透明帯の処理は一般的に、受精から2日目か3日目の、胚移植の前に行われ、化学的方法と機械的方法、レーザーの、大きく分けて三つの方法があります。


一つ目の、化学的方法では酸性Tyrodeなどの強酸性の薬品やプロナーゼのような酵素を使って透明帯の処置が行われます。この方法には特別な機械は必要なく、実態顕微鏡を用いて胚の操作を行います。


二つ目の、機械的方法では特殊な機械を使用し、細いガラスの針を使って、透明帯に人工的にスリットを入れます。最初に考案された方法であり、顕微授精の技術があれば、比較的容易に効果が期待できます。


三つ目の、レーザーを用いた方法では、透明帯の一部をレーザーで円形に蒸散させます。この方法には、非常に短時間で出来るというメリットがありますが、大きな穴を開けてしまうため、透明帯が本来持つ、バリアの機能が失われてしまったり、卵子の発育が十分でない状態でハッチングが発生してしまうというリスクがあります。

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