卵子提供治療のさまざまなメリット

卵管周囲癒着が原因の不妊症は発見が難しい

卵管は卵巣と子宮をつなぐ大切な役割をしています。卵巣が卵管に入り、受精卵となって子宮に無事着床することで妊娠となります。卵管周囲癒着がなぜ不妊症の原因になるのか、またどのような治療方法があるのでしょうか。


卵子をキャッチして子宮へ送る大切な通路


成熟した卵子は時期が訪れると卵巣から飛び出します。それを卵管采と呼ばれる、人間の手がボールを掴むように卵子を捕まえる部分があり、卵管に取り込みます。これをピックアップと言います。卵管の中で卵子と精子は出逢って受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら子宮へ向かいます。子宮の中に受精卵が無事に着床すれば妊娠です。


卵管が周りにくっついた状態が卵管周囲癒着と呼ばれる状態ですが、こうなると卵管采が動かず、飛び出した卵子を捕まえることができません。これをピックアップ障害と言い、不妊症の原因の1つとなります。


卵管周囲癒着が起こる原因は、子宮内膜症や子宮筋腫、腹膜炎、感染症などがあげられます。クラミジア(性感染症)による原因も考えられます。過去に開腹手術を経験している場合は、70パーセントから80パーセントというかなり高い確率で発生します。結婚してから1年以上妊娠しない場合は、卵管周囲癒着の可能性を疑い、医療機関で検査を受けた方が良いでしょう。不妊の原因がわかれば適切な治療を受け、妊娠に向けて準備ができます。


卵管周囲癒着の検査と治療方法


卵管周囲癒着は自覚症状もほとんどなく、子宮を膨らませて造影剤を入れてレントゲンで調べる卵管造影検査では発見されにくいこともあります。一番確実なのは腹腔鏡検査です。癒着部分が簡単にはがれる場合はそのままはがすことも可能です。レーザー治療などで癒着が取れれば卵管采の働きも通常通りになり、自然妊娠の可能性も出てきます。


卵管の癒着だけでなく、卵管が詰まる卵管閉塞も同時に起こっている場合は、卵管鏡下卵管形成術(FTカテーテル)を行います。これは卵管の中を観察しながらプラスチック製のチューブ(バルーン)を通し、閉塞部分を広げる手術です。癒着部分に炎症がある場合は抗生物質など薬品で抑えます。癒着部分をはがすのが難しい場合は無理に手術せずに、妊娠を望む場合は体外受精を受ける流れになります。


子宮内膜症や感染症などが発見されたら、卵管周囲癒着の治療と共に適切な治療を受ける必要があります。妊娠を望む場合は、信頼できる医療機関できちんと検査を受け、不妊治療が必要なら早めに行動に移しましょう。

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