卵子提供治療のさまざまなメリット

どうしても子供が欲しい、そのための手段の1つがAID(非配偶者間人工授精)

妊娠を望んでいても男性側に原因があって赤ちゃんができないことがあります。それでも赤ちゃんが欲しい場合、パートナー以外のボランティア提供者による精子を使って出産するAID(非配偶者間人工授精)という方法があります。


不妊の原因が父親にあり、それでも子供が欲しい時に選択されるAID


結婚した男女が避妊せずに1年以上経っても子どもに恵まれない場合、不妊を疑います。不妊の原因が女性側、男性側のどちらにあるかを検査で確認します。男性側が無精子症(精液の中に精子がいない)の疑いがある時は、精巣で全く精子が作られていない状態かを検査します。検査で無精子症と診断され、女性が妊娠できる状態にあり、どうしても子どもが欲しい場合に適用されるのがAID(非配偶者間人工授精)です。これは夫婦と全く面識の無い第三者が提供した精子を使って妊娠するもので、戸籍上では父親でも遺伝子上の父親は別にいることになります。精子を提供した人物の名前や住所等の個人情報はプライバシー保護のため、明かされません。


AIDを望む夫妻は診察後、医師や心理カウンセラーとカウンセリングを行います。特に父親は血のつながりのない子どもをわが子として受け入れられるかの覚悟が必要です。夫妻それぞれの両親の同意も必要で、原則的に1人でも反対者がいれば行われません。また、妊娠する確率も決して高くないことを知っておく必要があります。無事に妊娠し、子どもが生まれたら、自分がどうやって生まれてきたのかを話しておくことも大切になります。生まれた子どもにも本当のお父さんではないけれど愛情をもって育ててもらっていると感じられる家庭が望ましいからです。


AIDのための精子提供者の条件


海外で精子を選ぶ場合は、肌や髪や目の色などを選べるようになっていますが、日本では戸籍上の父親と血液型を合わせるのみになっています。精子提供はボランティアで行われ、生まれた子供が将来近親婚になってしまうのを防ぐため、治療に使われるのは原則1回となっています。


提供者の条件としては、20~27歳ぐらいの心身共に健康な青年であること、本人の家族や親族に精神疾患や遺伝性疾患を持つ人がいない、精子が正常に機能している、喫煙や麻薬の経験が無い、輸血の経験が無い、性病や感染症の病歴が無いことがあげられます。医学部に在学する学生が提供者になることが多く、遺伝性疾患による知識があり、倫理的にも社会的にもしっかりと自分の意見を持っていて、様々な検査や審査をクリアした人物が選ばれます。


全てにおいて問題が無いと判断され、採取された精子は日本産婦人科学会の規定により、2年間凍結保存されます。1人目をAIDで出産し、2人もAIDを希望する場合、戸籍上は兄弟姉妹であっても別の提供者の精子を使うので母親は同じでも父親は違うことになります。それらを全て理解し、納得するまで家族と話し合い、子ども達の将来も視野に入れながらAIDによる出産を選択するのがよいでしょう。

ABOUT

運営者
卵子ドナー・インフォメーション
免責事項
当サイトで提供する情報は、その正確性と最新性の確保に努めていますが、完全さを保証するものではありません。当サイトの内容に関するいかなる間違い等についても一切の責任を負うものではありません。当サイトの使用及び閲覧は、閲覧ユーザー様ご自身の自己責任でなされるものであり、当サイトへのアクセス又は使用によって発生したいかなる損害(パソコンやネットワークに生じた損害を含み、直接損害・間接損害の別を問わない)やその修理費用等に関して、一切の責任を負うものではありません。